皆さん
こんにちは。こんばんは。
お元気ですか?
今回は暑くなってきたこれからの時期に備えて、室内管理やバルコニー管理の方向けて、遮光についてまとめてみました。
太陽の光は神であり、まさに太陽神ヘリオスです。僕らにとっても、植物にとっても命の光です。
以前、別のblogで”copiapoaは高温に注意しつつ、強い紫外線で頭を丸くする”と書きました。▼
【栽培方法】Copiapoaと『強光線』について【 高温に注意して、目指すは美しい丸型】
これは僕がcopiapoaのプロ(師)から叩き込まれた基本です。
しかし、攻めてばかりじゃ、ヘリオスに焼き尽くされてしまいます。守りも固めなければなりません。
特に真夏などは、ヘリオスの強い光線を和らげてあげる必要があります。攻めるも守るも、智恵を尽くし、万策をもって戦う。【輸攻墨守】
僕の場合は室内をサンルームにしており、ガラス(遮光15%)を通して朝から午後過ぎまで陽がが当たります。結構暑いです。その他にも2面の室外に栽培スペースがあります。ハウスではありません。8階ということもあり、風はかなり吹きます。
僕が実践しているのは、自然素材のコットンの寒冷紗をサボテンの頭から掛けてあげるやり方です。
寒冷紗は黒ではなく白を使ってます。ハウスではないので、そこまでの高温にはなりませんが、黒は熱を吸収してしまうので、一応白がオススメです。また、寒冷紗の良いところは、風を通すところです。風はとど懲りなく流してあげたほうが良いです。
真夏は寒冷紗の遮光率20%で、網目の細かなものを使用してます。網目が細かいほうが、寒冷紗を外す際に、刺が引っ掛かりにくくなります。外の栽培環境では無遮光にしてます。
遮光率については、名人の方たちや、プロの方たちにヒアリングをしましたが、皆さんのメソッドは様々で、概ね遮光はしているケースが多かったのですが、遮光ははなるべくしない方が良いという方や、真夏以外は無遮光で造っている方もおりました。ただし、風通しが良いことが条件ですね。
春や秋で、30℃を下回る環境でしたら、慣らしてあげれば焼ける可能性は低くなります。
遮光率に関しては、概ね遮光率20%という方が一番多かったです。8月から9月中は40%に遮光率を上げている方も多いです。ただし、ハウス内での話です。
特に真夏は、室内でも風を掛けてあげることをお勧めします。
バルコニーなどで管理されている方は、午後から日が当たらない場所に置くか、リモートなどで移動が出来れば、半木陰に避難させるのも良いと思います。それでも紫外線は受けてます。
一般的にNGとされています西日は、真夏は当てないほうがベストです。Copiの側面当たり焼けやすいです。僕の経験ですと、気温が下がってきている西日ではあまり焼けずに、気温が上がる12事前後が危ないですね。
僕は真夏以外は、日照時間を稼ぎたいので、Copiの肌の温度を意識して、きちんと遮光してあげて西日も当ててます。これは真似しないでください。😂
その他、気をつけたほうが良いことは、若い苗や、発根直後の苗、あとは環境が変わった時の日焼けですね。
若い苗は本当に焼けやすいので、注意してください。特に購入したばかりで環境が変わったすぐが危険です。日照時間を徐々に伸ばしていくなりして、ゆっくりゆっくり環境に慣らしてあげてください。
根が動いていない古い化石のような現地球も危険です。寝たきりの爺さんを、首根っこ捕まえて真夏にサーフィンに連れて行くようなもんです。笑 例えが悪い!すんません。
皆さんには絶対王者copiapoaを焼いて欲しくないです。経験者として...泣
なにせ高いっすからね。泣 ポルシェです。
そして、焼いてしまう原因を、更に突き詰めていくと...
要するに...
何かあったときに、Cactusへ手を差し伸べられる場所に僕らがいないからですよね。
自宅で仕事をしていて、栽培場も自宅なら、焼ける前にすぐに対処が出来ますよね。
対処ができない...悪く言えば放置。泣笑
しかし、現実的に、仕事などで栽培場に常にいるわけにはいきませんよね。当たり前です。
だから、最悪の場合を想定し、万全の対策を施してから栽培場を離れなければなりません。最善を尽くして焼けたらそれはもう仕方がないっすよね。絶対はないですからね。
でも、どうでしょう。
極端な例ですが...これがまだ小さな我が子だったら?
ワンちゃん、猫ちゃんだったら?
きっと、何か対策を考えるはずです。
仕事だから熱中症になったって仕方がないでしょ...とはね。
それ鬼...笑
僕なんかがおこがましいですが、Cactusを含むplantsと僕らの関係を深いの意味で変えていければと思ってます。このblogを読んでくれている方は別として、まだまだCactusは世間ではあまり知らせていないですからね。本当は僕らとplantsとはしっかりマインドで繋がってますからね。そして、このthe earthとも。気が付かないだけです。彼らは僕らより遥かに進化しています。
では、最後にCopiの自生地を見てみましょう。

自生地は日本のように蒸し暑くなく、気温30度くらいなんですよね。そして、見ての通り風が強そうですよね。
そして、現地の肌がこれです。
これは大先輩から譲り受けた『コルムナ・アルバ(C.cinerea var.columna-alba)』のオーラを絡った肌。彼の故郷は、極端に雨が少ない海沿いの砂漠で、非常に過酷な環境です。
潮風と砂埃とで揉まれた歴史が、深く肌に刻まれています。
同じく『コルムナ・アルバ(C.cinerea ssp.columna-alba)』ですが、名人が栽培技術で白くした株です。薄い膜になったワックスが、所々剥がれており、深みが出て渋いです。この様に白くしたいですよね!強い紫外線と厳しい栽培管理、そしてなにより忍耐力でしょうか。
いかがでしたか?
日光で栽培されている方は、僕も含めヘリオスを上手に攻防して、CopiをよりCoolに造りましょう!
僕もがんばりますので、一緒に切磋琢磨していきましょう!
Stay hungry. Stay cactus Foolish!!!
楽しく読ませていただいてます????
読んだ分だけ知らない世界が広がる感覚を受け、人にも話したくなります。
今後も楽しみにしています。
ありがとうございます。何かお役に立てれば嬉しいです!!