皆さん、こんにちは。こんばんは。
お元気ですか?
今回はCopiapoaに絞っての”灌水のタイミング”についてです。
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【灌水の基本】土(根)が完全に乾いたら、灌水を行う。
灌水の基本。ただ、これだけのことなんですが、意外に奥が深いんですよね。
Cactusにとって命の水....”全集中!水の呼吸!”で取り組んであげる必要があります。
Copiapoaの栽培を始めた当初、潅水について、本を読んだり、コピアポア栽培のプロに徹底的に指導をしてもらいました。
本に書いてある事は大体同じで、ざっとこんな感じです。
【夏型Cactus生育表】
生育期 ⇨ 春 & 秋 (3月~6月&9月〜12月
休眠期 ⇨ 真冬 & 真夏(1月~2月&7月〜8月)
【灌水】
生育期⇨1週間に1回、鉢底から流れるまでたっぷり
休眠期⇨全くあげないか、月に1回湿らす程度
どのようなCopiに仕立てたいか(瑞々しく大きく育てたいか、ゆっくり成長させ、硬くしまった株にしたいか)などで灌水のタイミングが変わってきます。
その他の要素として、群生なのか単頭なのかってのもあると思います。(群生は単頭に比べて大きい分、水が乾くのが遅くなるため、僕の場合は間隔を2週間から3週間長めにしています。)
本に書いてあるような基本的な事も頭に入れつつ、車の運転みたいに、最適な灌水のタイミングを感覚で掴んでいった方がよいと思います。これが、意外に掴んでいけるもので、良く観察していると、そろそろ灌水した方がいいかな?とか分かってくるものです。以心伝心ですね。
この観察を一年間を通して行い、毎年繰り返していけば、自身の環境下でのCopi達の生育期と休眠期を感覚(体)で分かるようになります。
僕のblogを読んでくださっている方はおそらく、Copiを大きなハウスなどで栽培されている方は少数派で、僕のように室内管理やバルコニーで管理をされている方が大多数かと思います。
僕の栽培環境は、屋外の青空スペースとガラス一枚(遮光率は15%程度)の室内の2箇所あります。
屋外環境と屋内環境では微妙に違いがあるので、それぞれまとめました。
室内管理はCopiにとって、それほどストレスがない環境です。
部屋の構造にもよりますが、基本的には、風も送れ、温度管理、湿度管理が自由自在に出来ます。日中は通年通して、25°c前後で、真夏でも30°はまずいかないくらいですよね。屋外やハウスに比べて、室内は通年温度差がそれほどありません。逆に日中は高温にならなく寒暖差のメリハリをつけることに苦労します。温度が上がらないということは土が乾きづらいんですね。
ちなみに僕は、現在、育児休暇中ということもあり、日中は常に子供とCopiと過ごしていることもあり、真夏以外は基本的には屋外で直射日光を当ててます。夏真は寒冷紗で15%〜20%程度遮光します。
これらの環境を踏まえて、潅水のタイミングですが、僕は休眠期、生育期とかはあまり意識せず、冒頭の基本である”土が完全に乾いたら上げる”を実践してます。
休眠期と言われる真冬は、水が乾くのが遅いのと、根が吸い上げる量も少なくなるため、自然と潅水のタイミングは遅くなります。僕は、基本的に締まった株にしたいので、真冬は1ヶ月以上期間が空きます。結果的に本に書いてあるとおりになることもあります。
株の上からミストをかける栽培家の方もあります。これはアメリカの方に教えてもらいました。と言ってもその方はめちゃくちゃぶっかけます。定期的なミストがワックスを均等に広げる役割をしていると考えているようです。えーっ!てくらい、びしょびしょ!笑
室内管理で一番気をつけなければいけないのは、梅雨時の潅水です。もともと室内は土が乾きにくいですので、湿度の高い梅雨時は腐らせてしまうリスクが高くなりますので、多少間隔を長めにするか、梅雨時期は切ってしまっても良いくらいです。これはあまり本には書いていないと思います。
ここで、皆さんにやってもらいたいのですが、試しに室内に除湿剤を置いてみてください。あっという間に満タンになることに驚くはずです。見えないので、なかなか分かりませんが、それだけ室内は湿度があるってことなんですよね。
次に、土(根)が乾いたことをどのように見定めるのか
確認する方法は、いくつかありますが、僕が色々試した結果、取捨選択し、実践していることだけをまとめます。
土が乾いたかを確認するPoint
①灌水した日時を記録し、そのデータを元に灌水する
②鉢の重さで判断する
③鉢底の土の色で判断する
④株の状態をよく観察する
土が乾くスパンは、上記で説明した環境や季節によって変わりますし、株の大きさによっても変わります。
まず、僕がお勧めしたいのは、慣れるまでは灌水した日時の記録を付けるということです。
記録していないと、忘れますし、タイミングが曖昧になっていきます。1シーズン過ごして、慣れてくれば、記録しなくても大丈夫ですが、初めは記録することをお勧めします。
次に、”鉢の重さで判断する”。これも、何回かやっていくうちに、体が覚えてきます。
これが一番手取り早いです。僕は基本この方法で判断してます。
その他、鉢裏の湿り具合を見たり、化粧石を少し掘って確認したりも出来ますが、面倒ですよね。
そして、夏は気温が高く、成長期で水をいっぱい吸う当然水が乾くのが早いです。小さめの鉢でしたら、結構あっという間に乾きます。1週間くらいで潅水可能です。ハウスなどは日中は50℃を超えたりするので、数日、早ければ1日で乾いてしまいます。
これに対し、冬は気温が上がらず、休眠中は水も吸わないため乾きにくいです。
最後に、どのような株にしたいのか?
コレが一番重要ですよね。
基本通り、土(根)が完全に乾いたら灌水をしていくと、元気いっぱいで、大きく生き生きした株に育ちます。
僕は小さく締まった株が好みですので、基本を軸に、次の潅水の間隔を長めに設定してます。植え替えもあまり行いません。植え替えをしない分、場合によっては液肥をあげても良いと思います。液肥は微粉ハイポネックスを1000倍に薄めて潅水すればOKです。余談ですが、肥料が切れてくると徒長の原因にもなります。
全く変わらない景色!ですが、厳しめに健康を保ちつつ、じっくりゆっくり育てる。
Copiは育て方にもよりますが、基本的に成長は遅いので、大きな愛と粘り強い気持ちで気長に育てたいですね。
参考までに僕の潅水のサイクルを書きますと、平均して小さい単頭のCopiは1ヶ月に1回、休大きな群生株は2ヶ月〜2ヶ月半に1回です。やや長めです。季節によって多少の誤差はありますが、概ねこんな感じです。
Copiapoaは非常に丈夫です。光、風、基本の灌水をしていれば、根が腐る事はあまりないです。
最初から古いCopi を栽培したい方は、下部の根元が松の樹皮のように剥がれてきますので、そこからバイ菌が入る可能性があるので注意が必要です。ギリギリまで株を地上に出して、厚めに水捌けのよい無機質の化粧石などを敷いた方が無難です。
いかがでしたか?
購入したCopi君たちは、引越しで環境が変わって、ゆっくり環境に合わせて生育してくれます。じっくり観察しながら、基本を軸にした灌水してあげれば全く問題ないです。まずは環境に慣れさせて上げることが大事です。
では、今回はこれで。
一緒にCactus Lifeを楽しみましょう。☻
Stay hungry. Stay cactus Foolish.
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