【栽培方法】Not Fashion, But Style 生きているInterior  室内でのCactusの育て方

皆さん

こんにちは。こんばんは。

季節も移り変わり、大分寒い日も増えてきましたね。今回は最近、質問されることが多いので、室内管理についてまとめます。以前の内容と重なる部分もありますが、ご了承ください。

 

さて、僕のBlogを読んでいただいている方は、室内で栽培している方が殆どだと思います。
実際に僕もハウスで栽培しておりません。

僕にとってCactusはインテリアの要素、ファッションの要素を含んていますし、みなさんもきっとそうですよね。😁 それに、いつも見える場所に在り、生活の一部なのがいいんですよね!

当たり前ですが、ハウスですと、そこに行かないと見れませんからね。

伝統と歴史があるサボテン(仙人掌)ですが、時代とともに植物と人との関わり方も変わり、サボテンの栽培法も新しいものを提唱する必要があると思います。

 

本格的にサボテンを栽培されている殆ど方々は大きなハウスで栽培をしています。それこそサボテン歴30年、40年の方々からよく勉強させていただいておりますが、その教わった栽培方法を自分の室内環境に変換して考えながら実践してきました。

その中で経験したこと、発見したこと、大事なことをお話しますね。

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成長させるより、現状維持を意識して栽培を行う

室内では、ハウスに比べ圧倒的に空間の温度差があります。僕の場合は一部屋をサンルームのように使用にしているので、真夏は多少気温が上がりますが、それでもハウスのように50℃とか60℃には程遠いです。(室内で60℃もあって、普通にサボテンと生活していたら笑えます。是非、友人を呼びたいです。😂)

 

経験として、室内では真夏も含めて、土の温度がそれほど上がらないので成長しにくく、花も咲きづらいです。僕の場合は室内ですが、100%日光で栽培しておりますので、室内でも真夏はそれなりに土の温度も上がります。LEDで管理されている方は、土の温度は通年あまり変化していないと思います。

以前にもBlogに書きましたが、成長に欠かせない一つが土の温度です。室内環境ではそれなりに工夫をしても、土中温度はそれほど上がりません。つまり成長しにくい環境ということです。

それでも全く成長しないわけではありませんし、花も咲きますが、栽培の意識(スタンス)として、成長させることよりも、じっくり現状維持に意識を向けて、潅水のスパンを長めにするなど、じっくりと栽培する方が良いと思います。

 

②温度が上がらないことのリスクを知る

次に、温度が上がらないと、どんなリスクが考えられるか?これが重要です。

まず、土が乾きにくいということです。
土が乾きにくいと菌が繁殖し、病気になったり、腐るリスクが高くなります。僕は梅雨時は水を切ってます。本などには水を切る時期は真夏と真冬を書いてあるものが多いですが、これはハウスの話です。経験上、室内管理は梅雨時期は水は切ったほうが良いと思いますね。もちろん、全てに当てはまらないと思いますので、観察しながら判断する必要がありますね。

LEDで栽培されている方は、特に注意が必要です。太陽光には殺菌作用がありますよね。梅雨時期でも晴れた日には太陽光を浴びれば殺菌されますが、完全に遮断されていれば、その効果も期待できません。

 

自生地の風景を見ると、土はカサカサな感じを受けますし、肥料なんて無いので、本来は必要ないのかもしれないですよね。雨も殆ど降らないので、恐ろしくゆっくりした成長になるんですよね?

③リスクヘッジをして健康管理を行う

室内環境では通年湿度が高く、特に梅雨時は驚くほど湿度が高いです。
僕は試しに除湿剤を12個置いてみました。驚いたことに全てがあっという間に満タンです。笑 
皆さんも試しにやってみてください。きっと驚愕します!
湿度計を使っている方はお分かりかもしれませんが、実際に満タンの水を見るとより実感しますよ。

それを踏まえて、出来るだけ室内を乾燥させたほうが良いです。除湿機を使用するのも良いと思いますし、除湿剤を置くのも良いと思います。また、風を常に送ってあげることも必要ですね。

 

その他に、用土も室内用に変えたほうが良いです。土の配合は人によってかなり違います。特にベテランの方ほど独自の配合をされている方が多いです。僕は鉢付きで趣味家さんなどから購入した場合は、すぐに根の確認も含めて必ず土を見ます。基本的にハウスで栽培しているものがほとんどですので、有機肥料や鶏糞炭(鶏糞を焼いたもの)、腐植土なども入っている場合が多いです。この場合は日光が当たらない室内ですと、カビの原因にもなりますので、土を室内用に変えてあげたほうが良いと思います。

僕の販売しているものは、室内管理に重点をおいており、手で掴むとサラサラとした感じで、かなり水はけを良くしておりますので、ハウスで管理されている方ですと、逆にすぐに乾いてしまうと思います。赤玉・桐生砂・富士砂・鹿沼土・シリカ・川砂をブレンドしたもの土に、牡蠣殻と籾殻くん炭を加えています。

市販されているものですと、池袋の鶴仙園の土がサラッとしていて良いと思います。購入出来ない方は、通販ですとVIIIXAGONO-エクサゴノや、BANKSコレクション のサボテン用の土がさらっとしておりますが、価格が高いのがデメリットです。最近は無肥料なんて土も販売されていますが、肥料入りの土が良いです。アガベなどで軽石がメインの無肥料の土などもお使いの方もいるかと思いますが、Cactusとは分けて考えた方が良いです。

ただし、小さい苗にはドライ過ぎるので、新根が枯れないように少しウェットにしてあげたほうが良いと思います。

 

土も大分硬そうですよね。その分、根が強いのかもしれないですね。

 

 

以上、いかがでしたか?

一般的な情報は室内管理を想定している情報は少ないので、参考になれば嬉しいです。

では、またお会いしましょう。

 

【P.S.】

皆さん、これから寒い時期になりますので、身体をよく温めてくださいね。特に肉を食べる方は注意が必要ですよ。4本足の牛さんや豚さんは、僕らより体温が高い動物です。彼らの体温は大体40度と言われてますから、僕らの体温36度前後の身体に入ると脂が固まりやすいんです。また、死因1位のがんですが、がん細胞は40度で死滅し、39.6度で乳がん細胞死滅、38度で免疫力がUPし、白血球と病気が一戦交えます。37度で体内酵素が活性化します。

最近はシャワーだけの人も多いと思いますので、43度前後の湯船にゆっくりと浸かって、僕らも健康維持をしましょう。
そうしないとCactusの健康管理どころじゃなくなります。笑

日本は農薬天国、添加物天国!
海外で販売禁止になっているものを日本が買わされているって訳です。悲しいかな、病気になるような世界になってます。だから、自分で守らにゃいけません!

 

ではまた!

元気があれば何でも出来る!!

Stay hungry. Stay cactus Foolish.

COOLCACTUS⁎
力強く美しい植物の世界と出会って人生が変わりました。 今は育児休暇中で、子育てと植物の栽培を両立する日々を過ごしております。 そんな日常を、愛を持って皆さんへお伝えし、皆さんの人生に何か役に立つ事があれば最高に嬉しいな。